WeFiについて調べていると出てくる、「WeChain(ウィーチェーン)」という言葉。
私は最初、「WeFiが使っているブロックチェーンの名前なのかな?」くらいに思っていました。
ところが、自分のウォレットでWFIを見てみると、表示されているネットワークは「BNB Smart Chain」。
ゆりあれ? WeChainじゃないの? じゃあBNB Smart Chainって何なんだろう?



ここは最初かなり分かりにくいよね。でも「道路」にたとえると、意外とシンプルなんだ。
WeChainとは、WeFiが金融サービスを動かすために設計している独自のブロックチェーンです。
そして現在、一般に流通しているWFIは、まだWeChainではなくBNB Smart Chain上にあります。
つまり、
WeChainはこれからWeFiの金融を支えていくための「独自の道路」。
今のWFIは、すでにあるBNB Smart Chainという道路を走っている。
私はここが分かっただけで、一気に頭の中が整理されました。
この記事では、ブロックチェーン初心者だった私の目線で、「なぜ今はBNB Smart Chainなのに、WeFiはわざわざWeChainを作るの?」というところから見ていきます。
WeChainとは?まずは「道路」だと思えばOK
「ブロックチェーン」と聞くだけで、なんだか難しく感じますよね。
私も最初はそうでした。
なので、この記事ではひとまず「暗号資産やサービスが動くための道路」だと思ってください。
車が走るために道路が必要なように、WFIのような暗号資産にも、取引を記録したり送受信したりするためのブロックチェーンが必要です。
ブロックチェーン
=暗号資産やサービスが動くための「道路・土台」のようなもの
WFI
=その道路の上で動く暗号資産
WeChain
=WeFiが金融サービスのために設計している「自分たちの道路」
WeFi公式では、WeChainを「Purpose-Built for Finance」と表現しています。
初心者向けに言い換えるなら、
「金融で使うこと」を最初から考えて作るブロックチェーン
ということです。
なぜ今のWFIには「BNB Smart Chain」と表示されるの?
ここが、私も最初に一番混乱したところです。
WeFiはWeChainという独自チェーンを構想していますが、現在一般に流通しているWFIはBNB Smart Chain上で動いています。
技術的には、BNB Smart Chain上のBEP-20トークンです。
だから、自分のウォレットでWFIを見たときに「BNB Smart Chain」と表示されていても、おかしくありません。
今のWFIは、すでにある「BNB Smart Chain」という道路を使って走っている状態です。
BNB Smart ChainはWeFi専用ではなく、さまざまな暗号資産やWeb3サービスが利用している、すでに稼働中のブロックチェーンです。
BNB Smart Chainがあるなら、そのままでいいんじゃないの?
ここで私は、次の疑問が出てきました。



今ちゃんとWFIが動いているなら、わざわざWeChainを作らなくてもいいんじゃない?



暗号資産を送ったり受け取ったりするだけなら、既存チェーンでもできるよ。でもWeFiが作りたいのは、それだけじゃないんだ。
ここがWeChainを理解するうえで、一番大事なところです。
BNB Smart Chainは、さまざまなサービスが使う「みんなの道路」。
一方のWeChainは、WeFiが目指している金融サービスに合わせて設計する「金融向けの道路」です。
BNB Smart Chain
さまざまな暗号資産やサービスが使う、すでにある「みんなの道路」。現在のWFIもここを使っています。
WeChain
WeFiが、決済や金融サービスで使うことを考えて設計している「自分たちの道路」。
つまり、BNB Smart ChainよりWeChainの方が何でも優れている、という話ではありません。
今は「すでにある道路にWeFiが合わせている」。
WeChainでは、「WeFiが作りたい金融に合わせて、道路そのものを設計する」。
私は、この違いが分かってからWeChainの意味がかなり見えやすくなりました。


じゃあWeChainの何が面白いの?
「金融向けのブロックチェーン」というところまでは分かっても、
「で、それの何がそんなに面白いの?」
と思いますよね。
初心者目線なら、特徴は3つに絞ると分かりやすいです。
① 最初から「金融で使う」ことを考えて作っている
暗号資産をAさんからBさんへ送るだけなら、すでにさまざまなブロックチェーンがあります。
でもWeFiが目指しているのは、それだけではありません。
- 支払う
- お金を送る
- 資産を管理する
- 法定通貨とつなぐ
- 本人確認をする
こうした実際の金融サービスまで含めて、オンチェーンで使いやすくすることを考えています。
普通のブロックチェーンにあとから金融機能を載せるのではなく、最初から「金融で使うこと」を考えて土台を作る。
② 現実の金融ルールとブロックチェーンをつなごうとしている
金融サービスには、現実のルールがあります。
銀行や決済サービスとして使うなら、KYC(本人確認)やAML(マネーロンダリング対策)などへの対応も必要です。
WeFi公式では、WeChainにこうした金融向けの仕組みを組み込んでいく構想を示しています。
「ブロックチェーンだから金融ルールはいらない」のではなく、ブロックチェーンと現実の金融をつなげようとしている。
ここにも、単なる暗号資産用チェーンではなく、実際の金融で使うインフラを目指しているWeChainらしさがあります。
③ 決済で使いやすい「速さ」も重視している
金融サービスで使うなら、「送ったお金がなかなか確定しない」では困ります。
WeFi公式では、WeChainについてSub-second finality、つまり1秒未満での取引確定を掲げています。
ただ、面白いのは単に「速いチェーンを作る」ことではありません。
決済・本人確認・金融ルール・法定通貨との接続まで含めて、「金融で実際に使う」ことから逆算してブロックチェーンを作ろうとしている。


WeChainでは、WFIの役割も変わる
そしてWFIを持っている人にとって特に気になるのが、WeChainとWFIの関係です。
現在のWFIはBNB Smart Chain上で動いているため、ネットワーク手数料にはBNBを使います。



じゃあWeChainになったら、手数料は何で払うの?



WeFiでは、WFIをWeChainのネットワーク手数料にも使うネイティブユーティリティトークンとして位置づけているよ。
「ネイティブユーティリティトークン」と言われると難しいですが、また道路で考えると分かりやすいです。
WeChainを道路にたとえるなら、WFIはその道路を使うときの「通行料」にも使われる構想です。
ブロックチェーンで取引するときに必要なネットワーク手数料をGas(ガス)と呼びます。
現在のBNB Smart Chain
WFIはBNB Smart Chain上で動くトークン。ネットワーク手数料にはBNBを使う。
WeChain構想
WFIがWeChain自体を動かすための通貨となり、ネットワーク手数料などにも使われる。
WeFi公式では、このほかにもWFIへガバナンスなどの役割を示しています。
つまり現在は「BNB Smart Chainの上で動くWFI」ですが、WeChainでは「WeFi自身の金融ネットワークを動かすWFI」へと役割が広がる構想なんです。
私はここまで調べて、初めて「なぜWeFiにWFIというトークンがあるのか」が少し見えてきました。


WeFiの世界を、実際に見てみる
ここまで読んで「こんな金融の形もあるんだ」と気になったら、
次はWeFi公式サイトから、実際のWeFiを見てみてください。
※ボタンをクリックするとWeFi公式ページへ移動します。
※Deone Lifeの紹介リンクです。
DeoneとWeChainはどう違うの?
ここまで来ると、今度は「DeoneとWeChainってどう違うの?」となってきます。
名前が増えてきますが、初心者ならかなりシンプルに分けて大丈夫です。
Deone
私たち一般ユーザーが、決済や金融サービスなどで実際に触るサービス側。
WeChain
そのもっと裏側で、金融サービスを支えるブロックチェーンの土台。
私には、Deoneが「お店やサービス」、WeChainが「その下を走っている道路」くらいに考えるのが一番分かりやすかったです。
「もっと多くの人に金融の入口を」という理念ともつながっている
以前、Deone Lifeでは「なぜWeFiは生まれたのか?」という記事を書きました。
WeFiは、世界には銀行口座などの金融口座を持てない人が今も多く存在するという問題を繰り返し発信しています。
そして、もっと多くの人がスマートフォンから金融へアクセスできる仕組みを作ろうとしています。


でも、理念だけでは金融サービスは動きません。
決済を処理する。
取引を記録する。
さまざまな金融サービスをつなぐ。
そのための技術的な土台も必要です。
「もっと多くの人へ金融の入口を作る」という理念。
それを技術側から支えようとしている土台のひとつがWeChain。
こうつなげると、私はWeFiが何を作ろうとしているのかが一気に分かりやすくなりました。
WeChainへの移行はいつ?今のWFIはどうなる?
ここまで読むと、やっぱり気になるのがここです。



じゃあ今持っているWFIは、いつBNB Smart ChainからWeChainへ移るの?
現在のWeFi公式サイトでは、WFIをWeChainのネイティブユーティリティトークンとして位置づけています。
一方で、現時点の公開情報では、一般ユーザー向けの、
- WFIがWeChainへ移行する正式な日
- 今持っているWFIをどう移すのか
- 具体的に何をきっかけに移行が始まるのか
といった一般ユーザー向けの詳細までは確認できません。
今の段階では、「もうWeChain上でWFIを使っている」と考えず、正式な移行時期や方法は今後の発表を待つ、という理解でよさそうです。
もう少し知りたい人向け|WeChainの技術的な特徴
ここからは少しだけ専門的な話です。
初心者の方は読み飛ばしても、WeChainの全体像を理解するうえでは問題ありません。
WeFi公式ではWeChainについて、金融向けのコンプライアンス、スマートコントラクト、Deobank向けAPI、法定通貨との接続、1秒未満のファイナリティなどを掲げています。
また、過去のWeFi公式技術解説では、Cosmos SDKの利用やEVM互換を持たせる構想も説明されていました。
Cosmos SDK
=目的に合わせた独自ブロックチェーンを作るための開発基盤。
EVM互換
=Ethereum系のスマートコントラクトや開発環境を活用しやすくする仕組み。
ただし、ここまで覚えなくても大丈夫です。
初心者ならまず、「WeFiが金融で使うために作っている独自ブロックチェーン」と分かれば十分です。
まとめ|WeChainは「WeFiの金融が走るための道路」
最初の私は、
「WeChainって言ってるのに、なんで私のWFIにはBNB Smart Chainって書いてあるの?」
というところで止まっていました。
でも調べてみると、答えは意外とシンプルでした。
今のWFIは、すでにあるBNB Smart Chainという道路を使っている。
WeChainは、WeFiがこれから作ろうとしている金融に合わせて設計する「自分たちの道路」。
そしてWeChainでは、WFIもただその上を動くトークンではなく、ネットワークを動かす役割まで持つ構想です。
私たちが実際に触るDeone。
その裏側で金融を支えるWeChain。
そして、そのネットワークの中で役割を持つWFI。
サービスだけではなく、「金融が動く土台」まで自分たちで作ろうとしている。
私は、そこにWeChainの面白さを感じています。
今はまだ、一般ユーザーが使っているWFIはBNB Smart Chain上です。
だからこそ、この先WeChainがどう形になり、WFIやDeoneとつながっていくのか。
完成したものだけを見るのではなく、その途中を追えるのも、今のWeFiの面白さなのかもしれません。
あわせて読む
そもそもWeFiがなぜ新しい金融を作ろうとしているのか知りたい方はこちら。


WeFi・Deone全体の仕組みを先に整理したい方はこちら。













